始めに中部国際空港内を視察いたしました。開港は平成17年2月17日、現在は国際便(貨物便含)の発着回数は1日平均107回、国内線は170回あるそうです。航空機利用者数は、開港当時1,190万人でしたが、リーマンショックで900万人に落ち込み、その後LCCの増便等で回復し、本年は1,300万人を超えると予想されています。空港内の商業施設やイベントに訪れる人も多く、航空機利用者数1日32,000人とほぼ同数が訪れ、ショッピングや食事、温泉施設やイベント等
を楽しむ場所として県民から親しまれているとの事でした。今後は30年から31年にかけて、大型商業複合施設(F.D.O)、国際展示場、LCCターミナルが順次オープンし、ホテルや立体駐車場も増設され、「第二の開港」への変革期を迎えます。31年G20外相会議、ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピックを控え、大規模警備が大きな課題です。
その後、愛知県中部空港警察署を訪問しました。この警察署は平成17年2月1日に、空港島と連絡橋を管轄する警察署として発足しました。内部は一切撮影禁止なので、警察署の前で撮ったこの1枚しかお見せできません。当署は、警務課、会計課、生活安全刑事課、地域交通課及び警備課の5課で構成されています。現在の課題としては、スーツケース放置、拾得物の増大、水際検挙(薬物)の増加等の対応にあたっているとの事でした。県民の安全のために、サイバーテロ対策の強化、テロ対策の実施訓練など難しい勤務に取り組んでみえます。